新成人の皆さんは、成人式より前に、写真だけを前撮りしてしまうことが多いと思います。
成人式の前撮りでは、振り袖をレンタルできるので、着物を持っていなくても安心です。
でも、成人式の前撮りでの振り袖レンタルで、後悔する人も増えているとか・・・・。
どうして、そんなことになるのか、そして、成人式の前撮りの着物はどうしたら良いのかについて、私なりの考えをご紹介したいと思います!
成人式の前撮りで振り袖レンタルで後悔する人が多い?
成人式の前撮りでは、振り袖を、買わずにレンタルする人もかなり多いようです。
確かに、レンタルだと値段も安いですし、もし汚してしまっても、自分でクリーニングに出す必要はありません。
そして何より、「成人式以降、振り袖は着ない」という人にとっては、レンタルはとても助かります。
その一方で、「成人式の前撮りでレンタルの振り袖を利用して後悔した」という人も少なくないとか・・・。
レンタルの振り袖はピンきり
まず、レンタルの振り袖は、値段が安い分、記事や絵柄がどうしても安っぽくなってしまうことが多いようです。
もちろん、中には高価な振り袖もありますが、その場合はレンタル料金も跳ね上がります。
結局、レンタルの振り袖というのもピンきりということですよね。
そのため、オーダーメイドで仕立てられた振り袖に比べて、雰囲気的な重みがなくなります。
そのことによって、どうしても、振り袖を着た時の、見た目の美しさが落ちてしまいます。
人気の振り袖は予約がとれない
又、レンタルの振り袖を利用する人が多い分、予約を早めに取らなければなりません。
人気の高い色や絵柄のものは、人が殺到するので、すぐになくなってしまうからです。
実際に、予約するのが少し遅くなっただけで、「気に入った振り袖がない」ということになった人も多いようです。
その結果、一生の思い出に残る成人式の写真を、好みではない振り袖で撮らなければならなくなるのです。
サイズぴったりの振り袖は見つけにくい
更に、レンタルの振り袖は、オーダーメイドではないので、人によっては、サイズが合わない場合もあります。
気に入った振り袖を見つけても、サイズが合わなくて、泣く泣く諦めたという話も聞きます。
着物は洋服に比べて、どんな人にもサイズを合わせやすいというイメージを持ってしまいがちです。
でも、着物も洋服同様、サイズが合わないと、着た時にかなり不格好になってしまうのですね。
受け継いだ振り袖を持ち込みして写真を撮影してもらう
振り袖を持っていない場合や、振り袖を仕立てることが難しい場合は、レンタルを利用してもいいと思います。
でも、もしもお母さんやおばあちゃまから受け継いだ振袖があれば、それを着るのがベストだと私は思います。
成人式は、一生に1度しかない特別な日ですし、家族にとっても誇らしい日でもあります。
そんな日に、代々受け継いだ振り袖を娘が着てくれたら、こんなに嬉しいことはありませんよね。
成人式は、新成人本人だけのものではなく、家族全員にとってのお祝いの日です。
なので、家族全員で喜びを分かち合うためにも、受け継いだ振り袖を着ると良いと思います。
昔の振り袖の色や柄が自分の好みでない場合
もちろん、代々受け継いだ振り袖というものは、昔のものなので、どうしても古典的なものになります。
なので、今時の若い女の子が好むような、華やかでかわいい色柄ではないかもしれません
でも、昔の振り袖には、今時の華やかなかわいさの代わりに、歴史の重みがあると思います。
そして、昔の振り袖には、あらゆる日本人を美しく見せてくれる洗練があると思うんです。
そんな「美の極み」のような昔の振り袖を着て、厳粛な気持ちで写真を撮ってみるのもいいと思いますよ。
自然に背筋が伸びるので、いつもは味わうことのできない不思議な感覚になりますよ。
そして何より、お母さんやおばあちゃまが大喜びしてくれること、間違いなしです!
ちなみに、私自身は、母から受け継いだ振り袖を着て、成人式の写真を撮りました。
それによって、母との絆も深まった気がして、幸せな気持ちになったことを覚えています。
まとめ
レンタルの振り袖はリーズナブルで便利ですが、いくつかデメリットもあります。
そのため、成人式の前撮りで、振り袖をレンタルして後悔したという人も多いと聞きます。
もし家にお母さんやおばあちゃまから受け継いだ振り袖があれば、それを着るのも素敵だと思いますよ。
レンタルの振り袖のように、今時の華やかなかわいらしさはないかもしれません。
でも、重みのある美しい昔の振り袖を着ると、日常では味わえない気分になるのではないかなって思います!
振袖については、こちらの記事も是非参考にしてみてくださいね。
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