白大島とは?新元号「令和」の有識者会議で宮崎緑さん着用の着物が話題!

白大島とは

着物買取のしおり

白大島とはどういう着物なのでしょうか?

新元号が「令和」になりましたが、その新元号を決める有識者会議にて、宮崎緑さんが着用されていた着物が話題になっているようです^^

ここでは新元号有識者会議で宮崎緑さんが着用されていた白大島についてご紹介します♪

 

新元号「令和」の有識者会議で宮崎緑さん着用の白大島が話題!

本日、2019年4月1日、新元号が発表されましたね!

新しい元号は「令和(れいわ)」ということで、なんだかしっくり来ないなぁと思うのは私だけでしょうか??

単に慣れていないだけで、しばらくしたら違和感がなくなるのかもしれませんけど^^;

「平成」になったときも、きっとこんな感じだったのでしょうね。

「令和」という元号は、はじめて漢籍からとったのではなく、日本の書籍から漢字をとってきた元号ということで画期的らしいです。

なんとなく「令和(れいわ)」という音の響きが、未来っぽい感じもする気がします^^

新しい時代のはじまりということでワクワクしますね!

新元号有識者会議で宮崎緑さんが着ていた着物

そんな新元号「令和」ですが、2019年4月1日(月)の有識者会議で決定されたそうです。

新元号の有識者会議のメンバーはこちら↓

山中伸弥(京大教授 )
林真理子(直木賞作家)
宮崎緑(千葉商科大教授)
鎌田薫(前早稲田大学長)
寺田逸郎(前最高裁判所長官)
榊原定征(前経団連会長)
上田良一(NHK会長)
大久保好男(民放連会長)
白石興二郎(日本新聞協会会長)

ノーベル医学賞の山中先生をはじめ、作家の林真理子さんなど、そうそうたるメンバーですね。

新元号の有識者会議のメンバーの中でも、とくに話題になったのが宮崎緑さん

宮崎緑さんが着用された着物が、まるで「卑弥呼のようだ」とTwitterなどSNSで話題になっています^^

宮崎緑さんが着用されている着物は、白く光沢のある着物に、黒い縁取りのある羽織をはおったという独特の姿で、確かに卑弥呼に見えなくもないような・・・・・。

林真理子さんとの対比もすごいです。

宮崎緑さんの着物姿に対する世間の反応

新元号の有識者会議における宮崎緑さんの着物姿に対するSNSでの反応はこちら↓

「卑弥呼みたい」という声のほか、こういった場にふさわしくないとか、新興宗教の教祖みたいとか、好意的な反応はあまり多くないようでした^^;

宮崎緑さんの着物は大島紬の白大島

新元号の有識者会議で宮崎緑さんが着用されていた白く光沢のある着物というのは、大島紬の一種で白大島と呼ばれるものです。

その白大島の上に羽織っていた黒い縁取りのある羽織については詳細はちょっと分かりませんが、袖なしの羽織ということで、戦国時代の武将が戦場での寒さや雨をしのぐために着用した陣羽織に似ているようだという声もありました。

宮崎緑さん以外の有識者メンバーは、無難なスーツの中、宮崎緑さんだけ着物、それも一風変わった着物ということで一人だけ浮いているというか、目立っていたことは間違いありませんね^^;

新元号有識者会議という場に合った着物だったか?

着物買取のしおり今回の宮崎緑さんの着物が素敵だったかどうかというのは、個人のセンスや好き嫌いによると思いますのでなんともいえませんが、新元号有識者会議という場に合った着物だったかどうかという点はちょっと考える必要があると思います。

というのも、着物というのは格があり、場面に応じた格の着物を着る必要があるんですよね。

着物の格について詳しくはこちらの記事をチェックしてみてください↓

>>着物の格とは

着物の格と買取価格。高く売れる着物の種類とは

今回、宮崎緑さんは白大島という着物を新元号有識者会議に着用されましたが、着物の格を考えた場合、本当に適切な着物だったかというと少し疑問に思うところがあります^^;

というのは、大島紬というのは確かに伝統もあって高級な着物ではあるのですが、あくまでも紬であり、本来は普段着使いの格の低い着物なんです。

普段着使いの格の低い紬というのは、どんなに高級でどんなに伝統のある着物だとしても、例えば結婚式や披露宴といった格式の高い場には着用できません。

そういった格式の高い場に紬を着用していくのは、相手に失礼でありマナー違反になります。

例えば、友人の結婚式に招かれて、希少性が高くて高価だからといって、ジーンズで行ったりしませんよね?

紬や羽織は格式高い場では着用できない

着物買取のしおり

このように大島紬というのは、確かに高級着物ではあるのですが、本来は格式の高い場に着用していってはいけないものなんです。

新元号の有識者会議というのは、国家の元号を選定するという場ですから、当然、格式も非常に高く、最大限の正装で望むべきものだと思います。

そう考えると、宮崎緑さん着用の白大島というのは、やはり、新元号有識者会議という場にはそぐわない着物だったのではないかなと思います^^;

また、羽織というのも、女性の場合は正装にはなりません。

男性の場合、紋付き羽織袴で正装となりますが、女性の場合は、羽織は不要です。

新元号有識者会議という格式の高い場で、宮崎緑さんの羽織&紬という着こなしというのは、単に見た目の奇妙な印象だけではなく、なんともチグハクな印象を与えるものでした。

宮崎緑さんは全て計算して白大島を着用した?

着物買取のしおりとはいえ、宮崎緑さんは鹿児島県奄美市の地域文化情報発信を行う奄美パーク園長に就任されています。

これまでも、大島紬を着用されていろいろなイベントに出席しているようなので、今回の新元号有識者会議への出席の際も、大島紬を着用して出席したかったということかと思います。

おそらく紬の格などはもちろん理解したうえで、あえて白大島という紬をチョイスして着用されたということなのではないかなと思います。

好意的でない反応も当然予測した上で、あえて着用して話題になることで、大島紬の知名度を高めたかったのかもしれませんね^^

そういう意味では、宮崎緑さんのチョイスというのは大正解だったのかなと思います!!

着物の格についてはこちらの記事をチェックしてみてくださいね↓

>>着物の格とは

着物の格と買取価格。高く売れる着物の種類とは

白大島とは

白大島とは、大島紬の一種で、名前のとおり、白い大島紬です。

大島紬には、泥大島、色大島、白大島、藍大島、夏大島の5種類が知られていますが、そのうち大島紬として一番有名なのは泥大島です。

大島紬は、その名前のとおり、もともとは奄美大島で伝統的に織られてきた紬の着物です。

泥大島は、奄美大島に自生するテーチ木(車輪梅)を煮出した液で糸を染め、鉄分が多く含まれた泥に浸すという工程を何度も繰り返し、泥を揉み込んで染めていきます。

この過程で糸に鉄分が十分に染み込むため、虫食いや着崩れがしにくく、孫の代まで着用できる着物として重宝されてきました。

大島紬は最高級の着物の1つとして、安いものでも30万以上、高いものだと数百万円もします。。

現在では、大島紬はその発祥の地である奄美大島の他、太平洋戦争中に島民が疎開した鹿児島県や宮崎県でも織られています。

鹿児島県の白土で染めこんだ大島紬

白大島は、そうした疎開した織物職人の方たちが、鹿児島県や宮崎県であらたに生み出した織物の1つです。

戦後、鹿児島県に移り住んでいた職人の方が、薩摩焼の原料として知られていた白土に注目し、それを泥大島で染めるのに用いられていた泥のように利用し、糸を白土で染めたのが白大島です。

鹿児島県の白土で染めこんだ大島紬というのが白大島ということですね^^

白土を泥のような細かい粒子状に加工し、それを揉みこむように糸を染めることで、泥大島のような豊かな風合いを持たせています。

白土というのは、シラス台地という火山灰でできた土壌由来の土になります。
鹿児島県といえば、桜島などの火山でも有名ですよね^^

その火山灰由来の白土というのは、薩摩焼といった陶器の材料としても利用されています。

白大島の特許技法を開発したのはタレント恵俊彰さんのお父さん

着物買取のしおりこの白土を利用し糸を染めこむという白泥染めという技法は、白大島の製法ということで、特許が取得されています。

実は、この白泥染めの特許技法の1つである『白恵泥(はっけいどろ)』を開発したのは、タレントの恵俊彰さんのお父さんなのだとか!

恵俊彰さんのご実家は、恵大島紬織物株式会社という白大島を作ってきた伝統的な織物さんらしいですよ^^

ただ、恵大島紬織物なのですが、後継者不足のため、今の代で終わることになるのだとか・・・・

今後、白大島はますます希少性が高くなり、価値が高まりそうですね!

白大島は中古の着物としても希少価値があり高く売れるそうですよ。

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