着物の丈(サイズ)というのも買取価格には影響します。
丈が長いほど買取価格は高くなる傾向があります。
長い丈の着物であれば仕立て直しが容易だからです。
ここでは着物の丈(サイズ)と買取価格の関係についてご紹介します。
着物の丈が長いほど高く売れる
着物の丈が長いほど買取価格は高くなる傾向があります。
着物の丈というのは、洋服で言うところのサイズとなります。
「大は小を兼ねる」というように、丈が長い着物であれば、仕立て直すことで丈の短い着物にもすることが出来るからです。
古い着物は丈が短いものが多い
出典:社会実情データ図録
日本人の平均身長というのは、戦後急速に伸びています。
例えば、30歳代男性の平均身長というのは、終戦直後の1945年には約160cmだったのに対し、2015年には約172cmにまで伸びています。
30歳代女性の場合は約148cmから約158cmまで伸びました。
わずか70年ほどの間に10cm以上も平均身長が伸びています。
そのため、古い着物というのは一般的に丈が短いです。
とくに戦前のアンティーク着物や、昭和20-30年代のリサイクル着物の場合、丈が短くて、現代の日本人の体型には合わないものも多いんです。
いくら希少性の高い着物であっても、サイズが合わなければ着ることも出来ないということで、査定にはマイナスとなってしまいます。
そんな中、丈の長い着物であれば査定にはかなりプラスになるといってもよいです。
着物の丈とは
着物というのは、一枚の反物から各人のサイズに合わせて仕立て上げます。
その際に必要になってくるのが、各人の身体のサイズです。
各人の身体のサイズを測って、着物の丈を決めてきます。
着物の丈には、以下のようなものがあります。
- 身長
- 身丈
- 裄(ゆき)丈
- 袖丈
- 袖口
- 袖付け
- 袖巾
- 前巾
- 後巾
- くりこし
- 衽(おくみ)巾
- 衽下がり
- 褄下
- 衿巾
- 身八つ口
- 袖丸み
こんなに種類があるとビックリされるかもしれませんが、実際に着物を仕立てる際に必要な丈は以下の7箇所です。
- 身長
- 身丈(着丈)
- 裄丈
- 袖丈
- 袖巾
- 前巾
- 後巾
実際には、このうちの①身長、②裄丈、③腰囲の3つの丈が決まれば、身長に基づいた並寸法に従って、着物を仕立てることは可能です。
着物の査定時に見られるのは身丈、裄丈、袖丈
着物の買取価格にとくに影響するのは、身丈(着丈)、裄丈(ゆきたけ)、袖丈です。
これらの丈が長いほど仕立て直しがしやすいため、買取価格は高くなる傾向があります。
着物の査定時には、身丈、裄丈、袖丈の3種類の丈の長さはチェックされます。
ただし、丈が短いからといって、買取不可となったり、買取価格が著しく低くなるようなことはありません。
実際にどれぐらいの買取価格になるかは、実際に査定してもらわないと分かりません。
着物買取のしおりでご紹介しているサイトは、いずれも完全無料で査定だけでもOKなので、とりあえず無料査定に出してみるとよいと思います。
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