着物買取では押し買いというのが問題になったことがありました。
悪質な押し買いをおこなっていた着物買取業者が行政処分されたこともあります。
現在は悪質な押し買い行為をする悪徳業者はほとんどいませんが、着物買取サイトを利用する際には十分に注意しましょう。
なお、着物買取のしおりでご紹介している着物買取サイトであれば、押し買いなどの心配はないので安心してくださいね。
ここでは着物買取と押し買いについて注意点などをご紹介します。
押し買いとは
押し買いとは、押し売りの逆で、自宅に急に押し入るように来て、強引に買取するという行為のことを言います。
押し売りは、自宅に急に来て、色々なものを買わせようとする行為のことを言いますが、押し買いはその反対です。
家にあるものを無理やり買い取ろうとします。
それも不当に安い値段で買い取ろうとするので非常に問題となる行為です。
しかも、買い取るまで帰らないというような強硬な態度で、半ば脅迫めいた強い口調で脅し、強引に買い取ろうとすることから社会的にも大きな問題となりました。
とくに一人暮らしの女性や高齢者の場合、強面の男性査定員にいきなり自宅に来られ、そのように脅されてしまうと、怖いから言うとおりに何かを買い取ってもらって、さっさと帰ってもらおうと思う人も多いです。
また、認知症の方を狙って、まともな判断が出来ないことをいいことに、高価な貴金属などを不当に安く買い叩いていくということもしていたようです。
着物買取業者の押し買い行為
押し買い行為については、着物買取業者も行政処分を受けています。
いきなり家に押しかけて着物を買い取ろうとする行為の他にも、着物を買い取りしますと新聞やチラシなどで宣伝しておきながら、いざ自宅に訪れると着物以外の貴金属などを執拗に買い取ろうとする行為が問題となりました。
2014年ごろ、株式会社ランドという会社が消費者庁より行政処分を受けています。
押し買い被害者の体験談
具体的にどういうことが問題になったかについて、詳細はこちらの消費者庁が作成した資料をチェックしてみてください↓
>>特定商取引法違反の訪問購入業者に対する 指示処分について (平成27年3月20日)
こちらの消費者庁の資料には、押し買いの実態について、実際に押し買いの被害にあわれた方の体験談も詳しく掲載されているのでとても参考になるかと思います。
着物以外の貴金属を無理やり買取
着物以外にも貴金属を買い取りさせて欲しいとか、ガソリン代をかけてわざわざ来ているのだから何か買い取るまで帰れないとか、何か買い取るまで何時間も家に居座るとか、そういう迷惑行為がおこなわれていたそうです。
また、出張買取にはクーリングオフが適用されるため、一定期間内であれば買い取った後でも返品を請求できるとことの説明がなかったという声も多いみたいです。
中には、断りもなく勝手に人の家のタンスなどを開けて、金目になりそうなものはないかと物色されたという被害者の声もあるようです。
ここまで来ると、もはや泥棒と変わりありませんよね^^;
さすがにこういった押し買い的な行為は非常に問題となり、そういった押し買い行為を繰り返す着物買取業者には行政処分が下されました。
押し買いへの対策
押し買いの被害に遭わないためにも、これからご紹介する注意点をよく読んで、しっかりと対策をするようにしましょう。
2014年に押し買い業者に行政処分が下され、そういった行為への様々な規制が整えられました。
2018年現在では、あからさまな押し買い的な行為をする悪徳買取業者は以前ほど多くはありません。
ただ、数は少ないながら、いまだにそういう悪質な買取業者もいるようなので、以下の注意点と対策をしっかりと学んでおきましょう。
1.自宅に突然訪問してくる買取業者には応対しない
自宅に突然訪問してくるような買取業者には応対しないでください。
玄関を開けることなく完全無視の対応をしましょう。
それでも立ち去らない場合には警察に通報してください。
そもそも、2014年の行政処分以降、買取業者が事前のアポイントなしで、飛び込みの買取・勧誘・営業することは一切不可となりました。
2018年現在、いまだに自宅に突然訪問してきて、「○○を買い取らせてください」と言ってくるような買取業者はすべて違法なので、悪質な押し買い業者です。
完全無視しましょう。
2.出張買取を申し込む前に買取業者のことをよく調べる
自宅への突然の訪問による買取行為は違法となったため、現在はそういうあからさまな押し買い行為はほとんどありません。
ただし、こちらから出張買取を申し込んだ場合に、押し買い的な行為の被害に遭う可能性は有ります。
例えば、着物を買い取ってもらうつもりで出張買取をお願いしたのにもかかわらず、着物以外の貴金属などの買取を執拗に求めてくるなど、そういった被害が知られています。
こういった押し買い的な行為をする買取業者ではないか、出張買取の申込の前に、その買取業者のことをよく調べるようにしましょう。
古物商許可番号を調べる
着物買取業というのは、古物営業法という法律によって規制された古物商にあたります。
古物営業というのは、盗品などが入ってくる可能性があるため、古物営業法に基づき、各都道府県の公安委員会から許可を取得しないと営業できません。
その許可を得たときに公安委員会から取得する番号というのは、古物商許可番号となります。
古物商許可番号というのは、公安委員会から許可を受けた古物商であることを証明する番号といえます。
仮にこの古物商許可番号を持たずに着物などの買取行為をしている場合、その買取業者はすべて違法となります。
着物買取の出張買取を申し込む前に、かならず古物商許可番号について確認しましょう。
着物買取のしおりでご紹介している着物買取サイトは、すべて古物商許可番号を取得し、各地方自治体の公安委員会から許可を得た正式な古物商です。
各サイトの詳細ページには、古物商許可番号を掲載しておりますので、正規の番号であるかどうか確認してみてください。
正規の古物商許可番号であるかどうかの確認は、こちらのデータベースで検索することができます↓
着物買取業者の口コミ・評判を調べる
出張買取を申し込む前に、その着物買取業者の口コミや評判もしっかりと調べましょう。
インターネット上の口コミや評判というのは、信憑性がないものも多いですが、それでも参考になる口コミや評判も結構あります。
とくに悪い口コミや評判というのは、あまり捏造はされません。
良い口コミや評判というのは、アフィリエイトサイトなどで捏造されやすい傾向がありますが、わざわざ悪い口コミや評判を捏造するという人は少ないです。
なぜなら、そんなことをしても何の利益もないからです。
しおり
もしも押し買いのような悪質な買取行為をしていた場合、そういう悪い口コミや評判がネット上に残っているはずです。
GoogleやYahooで、出張買取を申し込んでみる予定の買取業者について検索して調べてみるようにしましょう。
例えば、「買取業者名+口コミ」、「買取業者名+評判」、「買取業者名+トラブル」、「買取業者名+悪評」、「買取業者名+詐欺」といったキーワードです。
こういったキーワードで検索してみて、あまりにも悪い口コミが出てくるようなら注意した方がよいです。
3.もしも押し買いの被害にあったらクーリングオフ!
上記の注意点を守って対策をしたのに押し買いの被害にあってしまった場合も大丈夫です。
出張買取にはクーリングオフが適用されますので、たとえ買取に同意してしまい現金を受け取ってしまった後でも、8日以内であればいかなる理由でもキャンセルが可能です。
このクーリングオフについては、法律で守られた消費者の権利ですので、しっかりと主張して活用するようにしましょう。
消費者センター、国民生活センター、公安委員会、弁護士に相談
もしも、クーリングオフにすら対応しないような悪質な買取業者の場合には、消費者センターや国民生活センターなどに相談してみてください。
あるいは、その悪質な買取業者でも、きちんと古物商許可番号を持っているということなら、その古物商許可番号を発行した各地域の公安委員会に通報してもよいと思います。
それでも問題が解決されない場合は、弁護士に相談してみましょう。
弁護士に相談するのは敷居が高いと思うかもしれませんが、弁護士の相談料は1時間で5,000円程度です。
いざ裁判となる場合には、着手金が25万程度で、相談料は無料となることが多いです。
その他の費用としては、裁判の実費、弁護士が出張した場合の日当などで10数万程度。
裁判に買った場合の成功報酬として、請求に成功した場合の損害賠償の一部などが弁護士に支払われます。
弁護士費用というのは、数十万程度でOKと意外と高くないので、悪質な買取業者の押し買い被害にあった場合には、裁判をするというのもひとつの手かと思います。
着物買取のしおりでご紹介している着物買取サイトなら安心です!
以上、着物買取の押し買いについてご紹介しました。
押し買いについてちょっと不安になってしまったかもしれませんが、2019年現在では、そういった押し買い行為をする悪徳業者はほとんどいないので大丈夫です。
着物買取のしおりでご紹介している着物買取サイトであれば、押し買い行為などは一切なく、完全無料で着物の査定&買取を安心してお願いできますよ。
実際に査定&買取をお願いしてみた体験談にもとづき、安心して着物の査定&買取をお願いできる着物買取サイトのみご紹介しています。
押し買い行為など一切なく、安心して査定&買取をお願いできる安心の着物買取サイトはこちらのランキングでご紹介しています↓
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